松たか子主演の「SISTERS」をみた

すごかった。最前列のど真ん中。松たか子綾瀬はるかがデビューする前から好きな女優(歌手)、舞台に登場する時は、さすがに腰の辺りからぞぅわぁーと痺れがきて、鳥肌がかつ感覚。その松たか子が絶叫したり、悶絶したりする。もちろん普通の芝居もあるが、熱が入ってくると素晴らしい。マイクも無く、地声でしゃべるのも良い。その声も素晴らしく、レコードや映画やテレビで聴いてはいるけど、生声は素晴らしい。前に誰もいないし、自分のためだけに演技をしてくれている感覚に陥る。それが2時間も続く、芝居は初めてだったが、刺激が強すぎた。
芝居の内容は、古びたホテルの応援に東京でビストロしている松たか子夫婦がやってくる。そこに住んでいる小説家の親子(鈴木杏)と出会う。ある自殺をきっかけに松たか子鈴木杏が知り合いになり、仲良くなっていく。そのうち秘密を打ち明ける仲になって、近親相姦状態であることを知る。実は、松たか子も妹をなくし、近親相姦されていた。
目の前だったから、贅沢な悩みかもしれないけど、最後に舞台に水が張られて、証明がきらきらするのとか、彼岸花が流れ出てくるのは少し遠めに見たほうが良かったかもしれない。しかし、水にぬれた松たか子を目の前で見れたほうがやっぱり良いかな。スカートから落ちる水滴の音まで聞こえた。それに、1つのホテルの部屋を新婚と小説家の2パターン使い分けるのも見事なアイデア、すばらしい。


水がかかりそうなくらい前の席だし。

スカートの中が見えそうなくらい前の席だし。